失敗プランから学ぶ!○○な設計はNG!? vol.1
マイホームづくりはほとんどの方にとって一生に一度のこと。だからこそ、絶対に失敗したくはないものです。そこで、今回は「これはNG!?」という失敗プランをご紹介。ぜひ、皆さまのマイホームづくりの参考にされてくださいね。
工夫なしに南側に大きな窓をつけた設計
お客さまの中には「部屋の南側に大きな窓をつけて明るい部屋にしたい」という強いご要望をお持ちの方がいらっしゃいます。
でも、<工夫なしに南側に大きな窓をつけたプラン>は、特に夏場がNGです。南向きの窓からは明るい陽ざしが入りますが、同時に熱も入ってきます。室温を下げるためにエアコンをフル稼働させることになり、予想以上に光熱費がかかってしまうことがあるのです。
また、南側の窓が道路に面していると、外からの視線が気になり、カーテンを閉め切ったままにしている…ということも。明るい部屋にするための大きな窓も、周囲の状況を考慮せずに設置すると、かえってお部屋を暗くすることになってしまいます。
このような失敗をしないためには、窓の大きさや位置を再考したり、庇(ひさし)を伸ばして陽ざしや視線を遮るような工夫をすることが必要となってきます。
必要以上に広いLDKにした設計
ご家族みんなが集まるLDKは、できるだけ広々とした空間にしたいと思われる方が多いのではないでしょうか?家の中でもっとも主役になる居室なので気持ちはよくわかります!でも、<必要以上に広いLDKにしたプラン>では、思いのほか建築費用や建築後の光熱費がかかってしまい、後々後悔するなんてことも。
もちろんそういったコストを駆使してでも広いLDKがほしいという方もいらっしゃいます。しかし、なるべくコストをかけたくないという方には、「広く感じる方法」をご提案させていただきます。先入観にとらわれず、自分たちの家族構成や生活スタイルを冷静に見つめ、本当に必要とする広さや設備を見極めることも大切です。
単純に収納スペースを増やした設計
住んでいるうちに、モノはどんどん増えていくもの。そのため、できるだけたくさんの収納スペースが欲しくなりますね。
ただし、<単純に収納スペースを増やしただけのプラン>はNG!「奥行きがありすぎて使いにくい」「収納したいもののサイズに合わない」なんていうことも。そんな失敗を避けるためには、何をどこに収納したら使い勝手が良いのか?どれくらいの容量が必要なのか?などを、設計前に具体的に洗い出すことが大切です。
面倒に思える作業ですが、この一手間を省くと「収納スペースはあるけど使えない…」「住んでみたら不便だった…」なんてこともありえます。
いかがでしたか?思い込みや感覚だけで決めてしまい、後々後悔するなんてことは絶対に避けたいですよね。そのためにも、ぜひ皆さまの「こんなお家に住みたい」をお聞かせください。丁寧なヒアリングで、ご家族にとって本当に必要なものを掘り起こすことが私たちの役目。暮らしやすさや建築費用、ランニングコストなどあらゆる面を考慮し、より良い提案をさせていただきます!